こんにちは!
今回はゆったんが6ヶ月になったので避妊去勢手術のメリットとデメリットを調べて考えたことを書いていきたいと思います。
先日ゆったんはドッグランデビューをしました。
でも、犬が苦手なゆったんは予想通りランしずに歩いていましたね(笑)

でも、それもゆったんらしくていいのかも。
大きい子が特に苦手なようで、お尻のにおいをかかれそうになると座り込んでました。
6ヶ月になってゆったんの避妊手術のことを考えるようになりました。
動物病院に行った時に
「6ヶ月になったら避妊手術を考えてみてくださいね」
と言われていました。
避妊手術??それって6ヶ月から考えないといけないの??
ただ、ゆったんのリスクも考えると「じゃあ、お願いします。」と簡単に避妊手術を受けさせることはできなかったです。
前に飼っていたハスキーは避妊手術はしなかったので、今回色々避妊手術のメリットデメリットを調べてみました。
避妊手術のメリットとデメリット
動物病院で説明を聞いてもそんなに詳しくメリットデメリットは教えてもらえなかったです。
というか当たり障りのないメリットデメリットしか教えてもらえなかったので自分なりにもっとしっかり知りたいと思ったんです。
避妊手術を失敗して後で後悔しても遅いですからね。
そもそもわたしは避妊手術は反対派でした。
なぜなら生き物に不要な臓器なんてないし、健康な身体にメスを入れる必要があるかが疑問だったんです。
痛々しい姿を見るのもつらいし。
が、旦那は避妊手術賛成派。
周りにもしたほうがいいって言われるという理由だけで避妊手術を推し進めていっていたのでこれはちゃんと調べる必要があると思いました。
避妊手術のメリット
生理にお付き合いしなくて済む
大型犬のラブラドール・レトリバーは生理のときの出血もそれなりにあるはず。
それをちゃんと年に2回。
お付き合いできるのかということ。
生理中は家の中に血が点々、なんてこともあるみたいです。
ハスキーを飼っていたときは家の庭だったので、そこまで気にならなかったことですが今回はゆったんは室内にいるのでちょっとここは悩むところですよね。
望まない妊娠を防ぐことができる
もともと避妊手術が広まったのは昔の日本では放し飼いのワンちゃんが多く、思わぬ妊娠出産で子犬を捨てる飼い主が多かったことが背景だと言われています。
今の日本では室内飼いのワンちゃんが多いのでその心配は少なくなっているとはいえ、散歩中に思わぬ交尾をして妊娠してしまうということもあるみたいです。
うちはこれによる心配は少ないとは思うけど可能性はゼロではないということですよね。
発情によるストレスの軽減
発情期に交尾ができないストレスは半端ないみたいです。
高揚したりして興奮が止まらないなんていうワンちゃんもいるそうです。
やっぱりストレスを与えるというのはかわいそうだなと思います。
そもそも子孫を残すというのは生き物の本能なので、本能を抑制するのは少なからずストレスになって当たり前ですよね。
ストレスで寿命が縮まるということもあるそうです。
雌犬特有のかかりやすい病気を予防できる
避妊手術には2通りの方法があります。
卵巣のみの摘出する手術の方法と卵巣と子宮の両方を摘出する手術の方法があります。
今は卵巣と子宮の両方を摘出する獣医師がほとんどだそうです。
ゆったんの通っている病院もどちらも摘出する方法のようです。
そうすることで、卵巣と子宮のどちらの病気も患うことがなくなるという理由からみたいです。
- 乳腺腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 卵巣腫瘍
これらの病気が避妊手術をすることで予防できる病気です。
ただ、乳腺腫瘍は初めての生理が来る前に避妊手術をすることで乳腺腫瘍になる確率がかなり低くなり、避妊手術を受けていない雌犬の約0.5%になるそうです。
そして生理の後に避妊手術を受けた場合は約8%、2回目生理の後に避妊手術を受けた場合は約26%だそうです。
これだけをみると、生理が一度も来ないうち、6ヶ月頃に受けるほうがより病気予防の効果は高いんだと感じました。
でも、手術にはデメリットも絶対あるはずですよね。
避妊手術のデメリットのほうも詳しく調べてみました。
避妊手術のデメリット
全身麻酔をする必要がある
全身麻酔なのでその危険は想像通りです。
太りやすくなる
これは獣医さんにも言われたことですが、避妊手術後は太りやすくなるそうです。
避妊・去勢手術をすることによって、生殖行動に使われていたエネルギーが消費されなくなることが原因で、食事の量を調整したりフードを低カロリーのものに変える必要が出てくる可能性があるとも言われました。
雌犬の場合1.6倍避妊手術していない犬に比べて太りやすくなるみたいです。
ご飯大好きゆったんにご飯を減らすなんて行為はストレスそのもの!
そして、鶏肉を食べられないゆったんにとっては新しいフードを探すのもなかなか大変なことなんですよね。
記事参照→ラブラドール・レトリバー 餌選びでドッグフードが合わない時の症状体験記
尿漏れを起こしやすくなる
これは小型犬より大型犬の子のほうが起こりやすい症状らしいです。
卵巣摘出後、発情に関するホルモンの量が著しく少なくなるらしいのですが、その中のエストロゲンというホルモンが排尿のコントロールをする役目をしているので、その量が低下することによって、尿漏れが起こりやすくなるということみたいですね。
人間の更年期でも、尿漏れを起こしやすくなりますよね。
それと同じような感じなのでしょうか。
骨肉腫になるリスクが上がる
性ホルモンは骨の形成と大きさの保持に関係しているので幼犬のころに避妊・去勢手術をすると骨肉腫になるリスクが高くなるということです。
特に1歳未満の避妊・去勢手術でのリスクは3倍近く上がるそうです。
血管肉腫になるリスクが上がる
性ホルモンは血管肉腫に対して防御効果があるため、脾臓・心臓血管肉腫になるリスクが2倍上がるそうです。
甲状腺機能低下症になるリスクが上がる
甲状腺機能低下症になるリスクは手術をしてないワンちゃんと比べると3倍に上がるということです。
避妊手術と甲状腺機能低下症が、性ホルモンの分泌に影響を与えてその性ホルモンが免疫システムにも関係しているからだそうです。
そして、甲状腺機能低下症の症状では肥満や無気力、脱毛などが挙げられています。
そして、性ホルモンに関係するリスクとしてはワクチンの副作用にかかりやすくなるということもあるそうです。
性ホルモンが通常はワクチンの免疫的な働きをしているとかそういう話みたいです。
わたしの個人的意見は、こんなにリスクがある避妊手術をお腹を開けてやる必要が本当にあるか疑問を持ったということ。
人間だって健康な臓器取ったりしない。
デメリットが怖い!
避妊手術が怖くなり、もう完全に避妊手術を受けさせない気持ちでした。
しかしこの後、ゆったんは避妊手術を受けることになります。
どうしてこんなに否定的だったわたしが避妊手術を受けさせることになったには理由があるんです。
避妊手術を受けることを決めた理由
避妊手術を受けることに反対だったわたしが避妊手術を受けることを決めた理由。
それは色々な情報を調べていたときに見つけたある先生の言葉でした。
こちらももちろん考え方の一つですし、尊重されるべきだと思います。
ただ、伴侶動物としての小動物はそもそもとして少々不自然な環境であることを思い出してほしいと思います。
オスであれば射精までのプロセスまでが自然における役割ですので身体的に不自然なことはありません。
ただ、メスの場合は妊娠、出産、授乳までを含めて自然で経験すべきプロセスです。
これを繁殖学用語で完全生殖周期といいます。(実際は発情・交配・妊娠・出産まで)これに対して妊娠せずに発情・偽妊娠しかないものを不完全生殖周期といい、体にとってはストレスにしかなりません。
実際に2回の出産を経験した場合は、出産経験のない同年の動物と比較してメス特集の繁殖疾患にかかる確率が明らかに少ないという報告があります。
僕はご家庭に今いる動物を治療・予防対象にすべきと考えていますので、結論としては妊娠させない場合には中性化手術を行うほうがよりメリットが大きいと思います。
妊娠・出産を経験させる場合、今度は生まれた子供の飼主をどうするか、家で前頭飼えるのか、などの問題も出てきます。このことに対して対策を持ってから妊娠は計画することが望ましいと思います。”
小野寺動物病院BLOGから引用
このブログを見てからそもそものゆったんの置かれている環境を考えると、それこそ本来の姿から考えると不自然なんだと気づかされたんです。
そして、人間の勝手で妊娠させないということも自然かといえば不自然。
だって本能的に子孫を残すのが自然なんですよね。
でももし仮に妊娠させたらその子犬たちをどうするのか。
全頭飼える?
無理だとしたら飼い主をどうやって探す?
色々考えて、この状況で飼われている以上やっぱりストレスなく生活させてあげるのが一番ゆったんのためになるのかな、と考えるようになりました。
メリットだけでなくデメリットもあるけれど、リスクばかり心配していても仕方ないのかなと。
そして、この先何があってもゆったんの面倒は最後までみる!

そんなこんなで動物病院に行く機会があり、覚悟を決めて避妊手術を予約しました。
決行日は6月9日。
その様子はこちらのブログに詳しく書いています。
この他にもゆったんの実際の体験談がありますのでぜひ読んでみてくださいね。
もし、記事を読んでもわからないことや聞きたいことがあれば下記からお気軽にお問い合わせください。